山口曹青のご紹介
緑蔭禅の集い
山口県曹洞宗青年会では、年に1、2回、「緑蔭禅のつどい」という参禅体験の会を開催しています。
「坐禅を組んでみたいけど、要領が分からない」
「お寺で一日過ごしてみたいけど、一人ではちょっと・・・」
「面白そうだけど、厳しそうで二の足を踏んでしまって」
やる気のある方、普段なかなか時間が取れない方、興味はあるけれど何となく行きづらい、そんな方々に、親しく坐禅、お寺の行事に触れて頂きたいという願いで行なっています。
これまで、大きなお寺を会場に一泊二日で開催したり、あるいは「寺小屋キャラバン」と称して、県内各地の雰囲気の良い静かなお寺を会場に、一泊二日で開催したりしましたが、ここ数年は、より多くの方々に体験して頂きたい想いで、参加しやすい一日参加の形で進めています。
内容も、坐禅、読経はもとより、写経、精進料理、あるいはヨガ、茶道体験など、あくまでも「坐禅」を根幹とした上で、色々な催しを盛り込んでいます。
どうぞ気軽にのぞいてみて下さい。日常を離れることによって、「気づき」や「発見」、「出会い」があるかもしれません。
あなたのご参加をお待ちしています。
ボランティア活動 タイ山岳少数民族教育支援
私たちは平成8年から、タイ山岳少数民族の教育支援を行っています。
タイの山岳地帯には、経済的な問題で学校に通うことができない子ども達が沢山います。
そんな子ども達に、学ぶ喜びを知ってもらうと共に、学ぶことで人生をより豊かに生て欲しいとの願いから支援が始まりました。
山岳地帯は北方にあり、その中のパヤオ県にシャンティ学生寮を建てました。現在も継続して運営や奨学金に当てるための資金を送り続けています。
タイのNGOシーカーアジア財団が現地での運営を行っていますが、開設当時から共に関わっている、日本のNGOシャンティ国際ボランティア会、山口県のNPOシャンティ山口を通じて支援を行っています。
山口曹青の活動
毎年200万円を送り続けています。
募金の呼びかけのため県内寺院の協力を得て曹洞宗檀信徒をはじめとした多くの方々に協力を募るほか、寮の子ども達の作った製品やタイの特産物などを頒布し、その募金に当てています。
また、年末には「たすけあい托鉢」を下関と徳山で行っており、県内・市中のみなさまにも広く協力いただいています。
タイ山岳少数民族との出会い
山口曹青は曹洞宗国際ボランティア会(現SVA)に協力し、カンボジア内戦時の難民キャンプのボランティアに当たっていましたが、内戦が終わり一つの区切りを迎えることになりました。
そのとき、現地で共に活動を行っていたタイ人スタッフから、タイ国内の山岳少数民族の厳しい現状を伝えられました。それが現在の活動に繋がることになったのです。
山口曹青とボランティア
1981年、ポル・ポト派によりカンボジアで内戦が起こり、戦渦を恐れた人々がタイに避難しました。
日本国内でもその惨状がメディアを通じて報道され、「何かできないか?」との声が挙がりました。
曹洞宗内でも機運が高まり、山口曹青は現地での情報収集など行いました。それを元に曹洞宗国際ボランティア会が発足し、宗門あげて活動することになりました。
活動の詳細については、資料が散逸している上、他団体との複雑な協力体勢の中で行われていたのではっきりとわかりませんが、当時関わった諸先輩の話から、教育支援・衣類支援を中心に行っていたようです。
その活動の中で徐々にボランティアへの理解が深まり、代々伝わって現在の活動へ引き継がれているのです。
本年のタイ訪問の様子